Record China 2021年2月9日(火) 18時40分
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ImbaTVの創始者の一人である海濤さんはこのほど、ネットに「実際には、中国製ワクチンの副作用は実に大きい」などと書き込んだ。写真は山東省内での新型コロナウイルス用ワクチン接種。
eスポーツの専門サイトであるImbaTVの創始者の一人である海濤(ハイタオ)さんはこのほど、ネットに「実際には、中国製ワクチンの副作用は実に大きい」などと書き込んだ。新型コロナウイルス用のワクチンについてと考えて間違いないだろう。
同ワクチンについて有効性や安全性についてさまざまな主張が出ているだけに気になる投稿だ。ただし海濤さんは「私の友人にもしばらく前に接種した人がいた。副作用は極めて顕著」と“引っ張った”上で、「主要な臨床所見は、人に会うたびに、自分がワクチンを接種したとひけらかすことだ」と“オチ”をつけた。
一方で、在日中国人の間では、「そのうち、(ワクチンの)『接種済み』の文字がプリントされたTシャツでも着て、飲み屋に集まってゆっくり飲みたいですね」といった声が出ている。
中国メディアの中国新聞網によると、中国政府の新型コロナウイルス用ワクチン開発専門チームの責任者である国家衛生健康委員会の曾益新(ズン・イーシン)副主任は1月9日、同ワクチンについて「当然ながら一定の割合で副作用は発生しているが、その他のワクチンと基本的に同じで、主な症状は接種部位が赤くなったり腫れや痛みが生じること。(全身症状として)発熱や脱力感、気分の悪さ、頭痛、筋肉の痛みもあるが、一般的に処置の必要はなく、2、3日で自然に回復する」と説明した。
曾副主任は、同時点までに中国では累計900万件以上の同ワクチン接種が実施されたとして、「中国の新型コロナウイルス用ワクチンの安全性は証明された」と主張した。
中国の金融情報メディアである財連社は2月8日付で、中国疾病予防抑止センターの邵一鳴(シャオ・イーミン)研究員の同ワクチンに対する説明を紹介した。邵研究員は、ワクチンの臨床試験を実施する際には一般に、薬剤に対する耐性の強い、青年から壮年にかけての年齢層に対して接種して安全性を確認してから、児童や高齢者への接種を行うと説明。邵研究員はその上で、新型コロナウイルス用ワクチンは全ての年齢層に対して安全との臨床試験の結果が出ており、しかも同ワクチンは製造から輸送、接種までの全過程が厳格に追跡・監視されているので、一般の人々も最寄りの場所で安心してワクチンの接種を受けてもらえると説明したという。(如月隼人)
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