Record China 2021年2月10日(水) 9時20分
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豪シドニー西部、カンバーランドのスティーブ・クリストウ市長がこのほど、メディアのインタビューで、「中国の旧正月はこの国の伝統の一部ではない」などと発言し、物議を醸しているという。資料写真。
オーストラリア・シドニー西部、カンバーランドのスティーブ・クリストウ市長がこのほど、メディアのインタビューで、「中国の旧正月はこの国の伝統の一部ではない」などと発言し、物議を醸しているという。
オーストラリアの中国語ニュースサイト、澳洲網などが9日付で伝えたところによると、クリストウ市長は、(毎年1月26日の)オーストラリアの日やクリスマスなど西洋文化のイベントと比較する形で、旧正月はオーストラリアにとって「中核となる必須アイテム」ではないとし、「議会はそうしたイベントのために費用を支払うべきではない」などと発言した。
この発言に対し、中国系オーストラリア人フォーラムの会長であるジェイソン・ヤッセン・リー氏は、「郊外にある中国料理店が何世代にもわたってオーストラリアの郊外文化の一部であるように、旧正月もこの国の伝統の一部となっている」とした上で、「こうした伝統は中核ではなく、地方議会は西洋文化を反映したイベントにだけ資金を出すべきとの発言にとても失望している。(そうした主張は)現代のオーストラリアとは相容れない奇妙なものだ」などと反発した。
こうした騒動を受けて、シドニーのクロバー・ムーア市長はフェイスブックへの投稿で、「シドニーでは、旧正月は最も重要な伝統の一つだ。私たちは今年、シドニーを頻繁に訪れる国際的な友人や親戚を迎えて旧正月のお祝いに参加することはできないが、過去のいかなる時期にも増して重要なのは、一緒になって多様な文化と多様性を祝うことだ」とコメントしているという。(翻訳・編集/柳川)
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