中国各地に「凱旋門」や「ベニス」…洋風の名前の物件を厳格に制限へ―中国メディア

Record China    2014年4月26日(土) 10時6分

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23日、「車で市街地を一周すると、カンヌの町や凱旋門やベニスみたいな世界の観光名所を遊びまわることができます…」と吉林省長春市の李さんは言う。中国の新築物件の名前がますます西洋風になっている。資料写真。

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2014年4月23日、「車で市街地を一周すると、カンヌの町や凱旋門やベニスみたいな世界の観光名所を遊びまわることができます…」と吉林省長春市の李(リー)さんは言う。中国の新築物件の名前がますます西洋風になっている。

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現在、建築物に「洋風の名前」「外国語名」などが濫用されていることに対し、長春市は6月1日から新たに改正された『長春市地名管理条例』を実施する予定だ。それにより今後、外国人の名前や外国の地名を用いての命名を禁止する。

事実上、中国民政部の公布した『地名管理条例実施細則』に基づいて、外国人の名前、地名を命名しないことが相当前から定められている。

それ以前に、中国では各地で新築物件における「洋風の名前」の使用を厳格に制限している。2008年、広東省東莞市で打ち出された『東莞市地名総体計画』では、住宅や複合ビル物件(商用・住宅用の物件)に「洋風の名前」の使用を禁止するよう要求した。山東省済南市の実施する『済南市地名管理方法』も一般的に人名、外国の地名や外国語の語彙の音訳を地名にはしないことを明確にしている。

ある学者は、各地が地名に対してだんだんと規範化するに従って、新築物件に「洋風の名前」の氾濫現象は大幅に減少してゆくかもしれないと考えている。(提供/新華網日本語版・翻訳/謝艶・編集/武藤)

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