2月12日から公開される人気シリーズ最新作の中国映画「唐人街探案3」（僕はチャイナタウンの名探偵3）前売り券の売り上げが2日深夜、2億元（約32億円）を突破。国産映画の前売り券としては最速での2億元突破となった。

今年の春節（旧正月）シーズンに公開予定の映画6作品は1月29日に前売り券を一斉に販売開始。映画情報サイト「猫眼電影」のデータによると、「唐人街探案3」のチケット売り上げは発売から36時間で1億元（約16億円）を突破した。2日深夜の集計データでは、前売り券の売上総額は2億6700万元（約42億7200万円）となったが、うち「唐人街探案3」が全体の7割を超える2億元を占めており、ランキング2位の国産コメディー映画「你好、李焕英」の3568万元（約5億7088万円）を大きく突き放している。

「唐人街探案3」は、中国の俳優ワン・バオチアン（王宝強）とリウ・ハオラン（劉昊然）が演じる探偵コンビに、前作に続いて妻夫木聡が加わった人気シリーズ第3弾。日本から長澤まさみや浅野忠信、三浦友和、鈴木保奈美、染谷将太といった豪華な顔触れが出演し、日本でロケが行われた。

もともと昨年の春節シーズンにあたる1月下旬に公開予定だった同作だが、新型コロナウイルスの影響により、中国では映画館が全面閉鎖されて中止に追い込まれ、丸1年越しでの公開となる。なお、「猫眼電影」が2日に発表したデータでは、同作を「観たい」と答えたユーザーの数は500万人を突破している。（Mathilda）