ワクチン接種、日韓はなぜ「遅い」のか―中国メディア

Record China    2021年2月7日(日) 12時40分

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3日、中国メディアの中国青年報は、「日本と韓国はどうして新型コロナワクチン接種に時間がかかるのか」とする記事を掲載した。写真はワクチンを接種する中国の市民。

2021年2月3日、中国メディアの中国青年報は、「日本と韓国はどうして新型コロナウイルスワクチン接種に時間がかかるのか」とする記事を掲載した。

記事は、日本では今年に入って新型コロナ感染者が急拡大し、死亡者数も大きく上昇しており、東京などの一部都府県を対象に緊急事態宣言が発令される事態になったと紹介。韓国でも感染が拡大しており、4人を超える集まりが禁止されたとする一方で、日韓両国とも現時点でワクチン接種が始まっていないと伝えた。

両国でのワクチン接種開始が遅れている理由について、米メディアのビジネスインサイダーが「両国政府は欧米の非常に緊迫した状況に比べればまだ時間的余裕があると認識しており、正規の基準、手続きを踏まえてワクチンを審査し、認可の可否を決定する姿勢を保っている」点を挙げるとともに、両国はワクチンが手に入り、認可されれば急速に大規模な接種を開始できる準備も進めていると伝えたことを紹介している。

また、日韓両国政府の慎重な動きについては、ワクチン接種を急いで「誰が先に打つか」など種々の問題が露呈している欧米の状況を鑑み、「ワクチン接種への動きが性急過ぎるのではないか」という国民の憂慮を和らげる狙いもあるとの見方も示しており、日韓両国の世論調査では「すぐには接種を受けたくない」という人が多いとの結果も出ていると説明した。

さらに、ワクチンの供給自体が遅れていることも大きな問題であるとしたほか、東京五輪開催との兼ね合いや、「世界で最も強烈と思われる日本人のワクチンへの疑念」の解消といった難題を抱えている日本政府が、韓国以上にワクチン接種をめぐる難題に直面していると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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