Record China 2021年2月4日(木) 14時0分
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2日、観察者網によると、上海市で利用客に低評価をつけられたデリバリーサービス配達員が、利用客を恐喝するトラブルが発生した。
2021年2月2日、観察者網によると、上海市で利用客に低評価をつけられたデリバリーサービス配達員が、利用客を恐喝するトラブルが発生。配達員がその後、行政処分を受けた。
記事によると、同市に住む女性の張(ジャン)さんが先日デリバリーアプリを使用して注文した際、ちょうど他の電話に出ていたため、配達員からの電話に出ることができなかった。その後、しばらくして注文がまだ届かないことに気付き、アプリを確認すると「配達済み」となっていたため配達員に電話を掛けてみたところ「一度配達しに行ったので、もう配達しない」との一言で電話を切られたという。
配達員の態度に憤慨した張さんは、アプリを通じて配達員に「態度が劣悪」の評価を下した。すると翌日、配達員が張さんのところにやってきていきなり罵声を浴びせ始めたという。張さんは「恐ろしかったのでドアを閉めたが、閉めてもなお『低評価を取り消せ』『殺すぞ』などと叫んでいた」と語っている。
そこで張さんは相手をなだめつつ、警察に通報。その後再びドアを開けたところ、配達員はなおも罵声を浴びせ続けた上、足をドアに挟みこんで閉められないようにしたという。そして「200元(約3200円)の賠償を払わないと、暴力を振るうぞ」と脅したとのことである。
張さんが200元を渡すと、配達員はなおも文句を二言三言並べた上で「新しい注文が入ったから」と言い残して立ち去ったが、その際に「低評価を取り消せよ」と念を押していったという。
その後、張さんはアプリの運営者にクレームを申し立てたが、運営側の反応は100元(約1600円)の優待券を進呈したのみで「処理済み」にされてしまったという。
納得がいかない張さんはSNS上でこの件を告発すると、ネットユーザーの間で議論を呼び、配達員はもちろんのこと、運営側の態度に対する批判も噴出した。張さんによれば、ネット上が騒がしくなったことで運営側は改めてクレーム申請の窓口を開いたものの、それ以外には特に何のアクションも起こしていないとのことだ。
一方で、張さんを脅して200元を支払わせた配達員は10日間の行政拘留処分を受けたことが、公安当局の行政処罰書によって明らかになっている。(翻訳・編集/川尻)
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