中国の反腐敗運動で欧州製コニャック・蒸留酒の売り上げ激減=アルコール度数の高さが裏目に―英紙

Record China    2014年4月25日(金) 18時32分

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17日、中国政府が展開する反腐敗運動が、欧州のコニャックや蒸留酒の売り上げにも影響を与えている。写真は上海の高級バー。

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2014年4月17日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、中国政府が展開する官僚の派手な消費行動を取り締まる反腐敗運動が、欧州の大手2社のコニャックや蒸留酒の売り上げにも影響を与えている。20日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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ジョニー・ウォーカーのスコッチ・ウイスキーやスミノフウォッカの製造元である英ディアジオ社が17日に発表した業績報告によると、第3四半期のアジア太平洋地域における売上高は19%減少。この結果、全体の売上高は1.3%縮小した。

同社は、アジア太平洋地域の売上高が減少したのは、中国における蒸留酒の売り上げ不振が原因とみている。アルコール度数の高い蒸留酒は中国の官僚に好まれている。また、フランスの高級酒類大手レミー・コアントローによると、中国の反腐敗運動が展開されるなか、同社の第4四半期のコニャック売上高は32.3%減少しており、前四半期の売上高にも同様の減少がみられている。

コアントローやマウントゲイを製造する同社の総売上高は前年同期比16.1%減となっており、年間営業利益は35〜40%落ち込むとみている。(翻訳・編集/藤)

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