2014年4月21日、韓国船「セウォル号」の沈没事故を受け、韓国教育部は各学校に修学旅行の禁止を通達した。22日付で中国新聞網が伝えた。

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韓国教育部の羅承日（ナ・スンイル）教育部次官は、教育庁現場体験学習の会議で、17の都市の教育関係者らに「今年の1学期、6月末までの修学旅行を全面的に禁止する」と通達し、併せて各学校の旅行計画の安全状況を細かく見直すよう求めた。

韓国与党のセヌリ党のある議員は「2013年の修学旅行中の事故は、2011年の129件から216件へと大幅に増加している。現在の制度では、学校が学生の安全に全責任を負うことになっているが、この制度は修正すべきだ」と指摘している。

一方で、すべての人が教育部の「修学旅行禁止」に賛成しているわけではない。ある評論家は「修学旅行の禁止は子どもの安全を守る最善の策では決してない。修正が必要なのは、安全問題を軽視する心理状態だ。これを改善することで初めて、子どもたちに自由で安全な社会環境を用意することができる」と指摘している。（翻訳・編集/北田）