<韓国船沈没>船長・船員はブリッジに集合し、危機対応マニュアルすべて無視し脱出―韓国紙

Record China    2014年4月21日(月) 12時57分

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21日、韓国・中央日報は、韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故について、船長と船員らは異常発生後にブリッジに全員集まり、マニュアルに定められた救助活動を行わないまま脱出していたと伝えた。写真は韓国の報道。

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2014年4月21日、韓国・中央日報によると、韓国南西部沖で起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故で、船長と船員らは異常発生後にブリッジに全員集まり、マニュアルに定められた救助活動を行わないまま脱出していた。中国新聞社が伝えた。

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緊急事態が発生した場合、マニュアルでは船員は持ち場で乗客の避難業務を遂行しなければならないとされている。

だが、セウォル号の船員たちは、16日午前8時48分に異常が生じた数分後からブリッジに集まり始め、20分後の9時17分にはほぼ全員がブリッジに集合した。

この間、客室では「動くと危ない。部屋に待機しているように」という船長の指示が繰り返し放送されていた。

救助船が到着すると、乗員たちはブリッジを出て、セウォル号から脱出。29人のうち23人が救助された。特にイ・ジュンソク船長を含む船舶職の乗員15人は全員が救助された。

事故調査本部は、船員が救助義務を果たさないまま操縦室に集まり、乗客に避難指示をすることなく脱出した経緯について調査を進めている。

検察関係者によると、船会社の危機対応マニュアルでは、船長は操縦室で総指揮を取るほか、他の航海士がそれぞれ、現場指揮、応急処置や救命艇の作動、船長を補佐して記録・通信を担当すると定められている。検察関係者は「彼らはすべての規定を無視した」と指摘している。(翻訳・編集/NY)

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