2か月の乳児も2週間泊り込み!日本の比でない病院の順番待ち―北京市

Record China    2007年6月8日(金) 19時34分

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2007年6月6日、順番待ちの親子で溢れかえる北京市の小児科専門病院。専門医の診察を求め地方から出てきたが、予約が何日も先なので、宿代を惜しみここで寝ているという。日本でも近年、小児科をはじめとした医師不足が指摘されるが、中国の状況はさらに深刻だ。

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北京市内の小児科専門病院、児童医院は順番待ちの親子で溢れかえっている。2007年6月6日、カメラマンが撮影した。病院内の通路から地下駐車場まで、夜になると建物の中も外もござを敷き詰めて寝る親子で足の踏み場もない。頭上には干された洗濯物がびっしり。連日の猛暑で夜になってもうだる暑さだ。

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ここで寝泊りを続けているのは専門家の診察を求めて地方からはるばるやってきた貧しい親子ばかり。脳水腫の疑いのある生後2か月の赤ん坊を抱えてやってきた母親は、専門医に診てもらうため何日も並び、ようやく取れた予約は2週間も先。しかし旅館に泊まれば一泊20元(約320円)もする。宿代も惜しい、と病院で寝泊りする。***

宿直の医師にたずねると、もう3年近くこんな状態が続いているという。同院の患者数は年間100万人を超し、その大部分が地方からやってくる貧困家庭。しかし病院側としても救済のしようがないのだという。(翻訳・編集/WF)

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