急速な都市化と人口増加により、世界の固形廃棄物の発生量は年々増加している。2018年に世界銀行が発表した「WHAT A WASTE 2.0」データによると、世界の固形廃棄物の発生量は2016年に20億1000万トンに達した。 「WHAT A WASTE 2.0」で指摘した予測モデルでは2019年の世界の固形廃棄物の発生量は23億2000万トンに達すると推定されていた。
「WHAT A WASTE 2.0」のデータによると、世界の固形廃棄物生産の地域分布で見ると、東アジアとオセアニア地区が世界全体の23%を占め、最大の固形廃棄物を生産している。ヨーロッパと中央アジアがそれに続く。発生した廃棄物量は世界全体の20%を占め、南アジアで発生する固形廃棄物は世界の17%を占め、北米で発生する固形廃棄物は世界の14%を占めている。
世界の固体ゴミ発生地域分布(%)
引用:「WHAT A WASTE 2.0」より編集
「WHAT A WASTE 2.0」のデータでは、世界の固形廃棄物の堆肥化処理率は5.5%で、地域によって異なるが、南アジアが最も高く16%に達している。続いてヨーロッパと中央アジアで、ごみ堆肥処理は10.7%となっている。
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