Record China 2021年1月19日(火) 12時40分
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19日、環球時報は、ノルウェーで米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種者が33人死亡し、同社製ワクチンを注文しているオーストラリアで憂慮が広がっていると報じた。
2021年1月19日、環球時報は、ノルウェーで米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種者が33人死亡し、同社製ワクチンを注文しているオーストラリアで憂慮が広がっていると報じた。
記事は、米紙ニューヨーク・タイムズの18日付報道として、ノルウェーでファイザー製の新型コロナワクチン接種を受けた高齢者介護施設の高齢者のうち少なくとも33人が死亡したと紹介。現在死因については調査中とされているものの、多くの国で同社製ワクチンの安全性に対する懸念が広がっており、1000万回分のワクチンを注文したオーストラリアも憂慮を抱き始めたと伝えた。
その上で、同社製ワクチンの安全性についてノルウェーの衛生当局関係者が17日に「安全だ」と語ったほか、同社が17日に「ノルウェーで接種を受けた人の多くは基礎疾患を持つ高齢者であり、すでに重篤な病状の人もいた」とコメントし、医療当局も「ワクチンの副作用で重篤な合併症が生じるリスクよりも、新型コロナに感染し、発症するリスクのほうが大きい」との認識を持っていることを紹介している。
一方で、憂慮が広がっているオーストラリアではハント衛生相が同社と連絡を取り、ノルウェーに対してさらなる情報提供を求める動きを見せたほか、マコーマック副首相が17日に「ワクチンの導入は迅速かつ安全だ」「われわれは卵すべてを一つの籠に入れてはいない。われわれには別の選択がある」として世論で渦巻く疑念の火消しを始めたと紹介。現地メディアが「ファイザー製ワクチンはオーストラリアのワクチン計画の一部に過ぎず、アストラゼネカ製ワクチンが認可を取得すれば、こちらを主に使うことになるだろう」と報じたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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