日本の青少年はなぜ集団で「中二病」にかかるのか―華字紙

Record China    2014年4月19日(土) 6時58分

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16日、華字紙・日本新華僑報は「日本の青少年はなぜ集団で『中二病』にかかるのか」と題した記事を掲載した。資料写真。

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2014年4月16日、華字紙・日本新華僑報(電子版)は、「日本の青少年はなぜ集団で『中二病』にかかるのか」と題した記事を掲載した。

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「中二病」とは、中学2年生ごろの思春期の少年少女が「オレ(私)は他人とは違う」「おかしいのはオレ(私)じゃない。世の中だ」といった独特の自我意識が生む言動を指す。「中二病」は瞬く間に日本中に蔓延(まんえん)していった。学歴偏重主義が生んだ巨大なストレスにさらされ、親や教師から受験戦争を強いられる子供たちの心を放置すれば、未来に不安を抱えた「中二病」患者は増えるばかりだ。

校内暴力や「いじめ」が存在する学校では、ちょっとしたことが原因でクラスの仲間から孤立してしまう。その結果、自分の存在価値をインターネット上に見出そうとし、虚構の世界にのめり込み、抜け出せなくなる。現実の人間よりも二次元の人物に傾倒し、アイドルやヒーローとしてあがめる。自分だけが理解できる言葉を話し、妄想の世界に浸るのが「中二病」の「症状」だ。

だが「中二病」は病気ではない。人気アニメ「中二病でも恋がしたい」の監督・石原立也は「私にも中二の頃があった。当時がとてもなつかしい。『中二病』は理解されにくいが、面白い一面も確かにある」と語っている。

「中二病」は日本の子供たちにとって、大人になるために乗り越えなければならない壁のようなものであり、それほど気にすることではないのかもしれない。「中二病でも恋がしたい」の主人公・富樫勇太は中二の「黒歴史」を消そうと必死だが、結局、人生そのものが「中二病」であることに気づかされるのだった。(翻訳・編集/本郷)

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