「百年の孤独」著者、マルケス氏死去、「死後150年経っても中国の版権認めない」の逸話も―中国メディア

Record China    2014年4月18日(金) 15時27分

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18日、新華社通信によると、南米コロンビア出身のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス氏が17日、メキシコの自宅で死去した。87歳だった。写真はマルケス氏の著書の中国語版。

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2014年4月18日、新華社通信によると、南米コロンビア出身のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス氏が17日、メキシコの自宅で死去した。87歳だった。マルケス氏は先月肺の感染症などで入院し、今月8日には自宅での治療に切り替わったが、14日に病状が悪化した。

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同氏の訃報にコロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領は17日、自身のミニブログで、「マルケス氏は最も偉大なコロンビア人だ。我々は彼を忘れないだろう」とコメント。さらに、米オバマ大統領やメキシコのエンリケ・ぺニャニエト大統領も弔意を表している。

マルケス氏はコロンビアに生まれ、1961年からメキシコに移り住み、執筆活動をする傍ら、報道や映画にも携わった。魔術的リアリズム(表現技法の1つ)の代表的な人物として知られ、1982年ノーベル文学賞を受賞している。代表作に「百年の孤独」や「予告された殺人の記録」などがある。

マルケス氏がノーベル文学賞を受賞した後、中国の作家や大学が「百年の孤独」を必読本と提唱するなど、中国にも大きな影響を及ぼしたが、マルケス氏がノーベル賞を受賞した後に中国の出版社が販売した彼の著書はすべて無断だったという。

1990年、マルケス氏は北京市や上海市に訪れた際に、書店に並ぶ自身著書の海賊版に、「私が死んで150年経っても中国の版権は認めない。『百年の孤独』はなおさらだ」と憤っていた。(翻訳・編集/内山)



   

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