Record China 2021年1月17日(日) 11時10分
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13日、日本新華僑報網は、「米軍が新型コロナの状況を顧みずに日本と離島奪還訓練を行う背景」と題した評論記事を掲載した。
2021年1月13日、華字メディアの日本新華僑報網は、「米軍が新型コロナウイルスの状況を顧みずに日本と離島奪還訓練を行う背景」と題した評論記事を掲載した。
記事は、米メディアの報道として、先日、米海兵隊のMV-22オスプレイ輸送機と陸上自衛隊のCH-47輸送ヘリコプターに互いの隊員が乗り込み、「相手の火力範囲を避けながら港を奪還する」ことを想定した演習が行われたと紹介。「情報によれば、この日米合同訓練の指揮センターは3両の戦車で構成され、数分おきに移動するために追跡が困難だった」と伝えた。
その上で、この訓練は日米両国による一連の離島奪還訓練の一部にすぎないと説明。近ごろ行われている同訓練からは、米国が抱く3つの戦略的狙いがうかがえるとしている。
1点目は「新型コロナの失策隠し」だとし、米国内の新型コロナ感染が収まらない中で米軍内の感染状況も短期間での制御が難しい状態になっており、米軍が高強度な訓練、高密度な前線配備、大々的な軍備力の誇示によって、新型コロナへの対応力不足、戦略不足に対する疑問や批判の目をそらす狙いがあると論じた。
2点目は「世界に対して米国の強さを示す狙い」があるとし、米軍高官が以前「アジア太平洋地域に兵力を派遣することで、世界のどの地域においてもロシアなどの国に対抗できるようにする」と語っていたことを紹介した。
そして3点目には、米国にとって有利な軍事的局面づくりを挙げ、特に間もなく退任するトランプ大統領による政治的、外交的、軍事的な「遺産」づくりが、米国の動きを一層加速させていると伝えた。
記事は「総じて、新型コロナ下でなおも武威を誇示しようという米軍のやり方は、一国主義や軍事覇権掌握といった狙いを露呈するものであり、世界や地域の平和、安全を損ない、国際的な軍縮の流れに打撃を与え、大国間の相互信頼を弱め、世界の安定に悪影響を与える」と評している。(翻訳・編集/川尻)
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