中国でサムスン半導体は「代替不可能」な存在に?=韓国ネット「これぞ韓国の国力」

Record Korea    2021年12月22日(水) 10時20分

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21日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子の中国向け半導体事業は、主要な顧客の間から『代替不可能』だとの声が上がるほど好調を維持している」と伝えた。写真は中国のサムスンショップ。

2021年12月21日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子の中国向け半導体事業は、主要な顧客の間から『代替不可能』だとの声が上がるほど好調を維持している」と伝えた。

市場調査会社Omdiaによると、サムスン電子は今年7~9月期のDRAM世界市場でシェア43.9%を記録し、独走態勢をキープしている。昨年10~12月期の41.0%から今年1~3月期は41.2%、4~6月期は43.2%と、シェアは拡大を続けている。

サムスン電子の主要地域別(韓国内、欧米、アジア・アフリカ、中国など)の売上高(輸出)を見ると、7~9月期累積基準144兆7308億ウォン(約13兆8000億円)のうち43兆7455億ウォンが中国での売り上げとなっている。既に前年水準を超えており、今年も高速成長が見込まれるという。また中国の割合は30.2%で、30%を超えたのは2018年以来。中国での売上高は大部分が半導体だと推測され、19年の38兆5611億ウォンから昨年は43兆7403億ウォンに増加しているという。

また、市場調査会社FnGuideによると、サムスン電子の今年10~12月期の売上高コンセンサスは75兆1164億ウォンで、過去最大の実績を出した前四半期の74兆ウォンを超える見通し。予想営業利益15兆ウォンのうち約10兆ウォンが半導体だと見込まれるという。

市場では来年、半導体価格がアップサイクルに入ると予想している。クラウドサーバーやデータセンターの拡充でサーバー半導体需要が高まっており、サムスン電子の顧客であるスマートフォンメーカーも来年の生産計画を拡大し半導体の在庫を積極的に確保しているという。

特に中国市場では、Vivo、OPPOファーウェイ(華為技術)など上位のスマホメーカーが主要顧客だが、テンセント(騰訊)、バイドゥ(百度)をはじめサーバー需要も多い他、ノートパソコンなどを製造する電子機器メーカーも顧客としている。これらメーカーは、サムスン電子の5大売り上げ先の一つであるシュープリーム・エレクトロニクス(至上電子股分有限公司)を通じ、部品の供給を受けるという。

財界関係者は「中国はモバイル・家電などは自国企業への代替が可能だが、半導体は代替できない。主な取引先がサムスンの半導体を使うしかない状況だ」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「やはりサムスンが最高だ」「これぞ韓国の国力だよ。世界の電子業界の、世界最強一流企業のサムスン電子」「中国のおかげで稼いでるね」など、喜びの声が多数寄せられている。

一方で「中国にたくさん売るのはいいことだが、あまりに一方に片寄ると問題が生じるものだ」「世界一はTSMCでしょ」という意見や、「中国に工場は作らないようにね。あとで裏切られるかも」「産業スパイや人材の流出に気を付けて」「中国は信用できない。常に注意を」など警戒するコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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