2014年4月12日、豪メディアによると、オーストラリアのアボット首相は同日、北京での記者会見で、中国軍は将来的にオーストラリアでの訓練を実施するだろうとし、豪中両軍による合同演習の可能性についても中国指導者との面会で検討済みであると語った。14日付で環球時報が伝えた。

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アボット首相は12日、オーストラリアは日本、韓国と安全保障分野での緊密な協力関係を結んでおり、「今回の訪中で、われわれは軍隊間の会談のみならず、将来的には両軍の交流や演習、多国間軍事演習を行う可能性もあると確信した」と語った。また、英紙ガーディアンによると、アボット首相は「米海兵隊が豪ダーウィンに配置されていることから、オーストラリアの多国間軍事演習には米国も関わってくる」とも示した。中国軍は最終的にオーストラリア北部で豪軍、米軍の海兵隊と合同演習を行うとみられる。

米国は2012年、「アジア太平洋回帰」の一部として豪北部のダーウィンに海兵隊駐留部隊を配置しており、中国はこれに警戒を示していた。しかしここ数年、豪中の国防関係もゆっくりと拡大を進めている。豪中両国の国防省指導者が会談し、両軍の軍艦が互いの港を訪問している。今年、中国軍は初めて米国主催の環太平洋合同演習に参加する予定だ。（翻訳・編集/藤）