街中で突然の大混雑、人混みの先にあった意外な施設とは―北京市

Record China    2014年4月14日(月) 22時10分

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14日、近年中国では、登下校時、保護者の送り迎えで校門がすごいことになっている。

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2014年4月14日、日本の学校では新年度が始まっている。今年入学したばかりの1年生の保護者にとっては、特に通学路の安全が心配になる時期である。子供の安全を心配するのはどこの国でも同じだが、近年中国では、登下校時、保護者の送り迎えで校門がすごいことになっている。実際、北京のとある小学校の下校風景を取材に行ってみた。

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今月10日、15時半ごろに訪れてみると、校門の前はすでに保護者で大混雑している状態だった。この小学校は北京市内に位置する公立小学校。旧市街地に位置し道路の道幅は狭く、しかも校門が通りに面していて、車の往来も激しい。そのため子供たちの保護者は登下校の際、基本的に子供の送迎している。学校では混雑を避けるため、2つ校門から15時半、15時40分、15時50分、16時と下校の時間を分けて下校をさせている。

校門では交通管理局から派遣された職員も交通整理にあたっていた。その職員の話によると、この学校はすでに数十年の歴史があり、旧市街地に位置しているため、登下校時の混雑が特にひどい。遠くに住んでいる子供もいて、幼い子供たちの安全のために、保護者が送迎をせざるを得ない状況だという。その職員は毎日朝と午後計2回の登下校時、毎日の仕事として、ここの交通整備にあたっているという。

保護者にも話を伺えないかとマイクを向けたが、私たちに構っている余裕はないようで、子供を迎えるとそそくさとその場を立ち去り、車に乗り込んでいった。ただ印象的だったのは、どの親もすぐ子供の荷物を持ってあげていた姿だった。

近年中国では、子供の連れ去りや登下校の交通事故が続発している。この学校だけでなく、一人っ子の安全を心配し、全国どこの小学校でもこのような風景はみられる。また、自家用車の普及で、車による送迎が多く、交通渋滞をさらに加速させている。学校の付近では「校門前に車を止めるな」という標識も掲げられていた。

※本記事は中国・日本のリサーチ、コーディネーション〜(株)ナンバーワンズの特別提供。ナンバーワンズはさまざまな番組に対応した中国に関するリサーチやロケコーディネーションを行っている。

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