anomado 2021年1月3日(日) 20時30分
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2021年1月1日、「2020年中国映画年度調査報告書」が北京で公表された。2020年に中国で劇場公開された映画は650本で、観客動員数は5億4800万人。
今年1月1日、「2020年中国映画年度調査報告書」が北京で公表された。これは1905のフィルムネットワークとCCTVの映画チャンネルが作成する報告書で、「マーケット」「評判」「業界」の3つの視点から映画産業の調査分析を行い、取りまとめたもの。それによると2020年の中国の映画市場規模は、初めてアメリカをしのいでトップに立ち、劇場公開されたうち国産映画が8割を超え、ここ10年で最多を記録したという。
2020年に中国で劇場公開された映画は650本で、観客動員数は5億4800万人。1日の興行収入の最高額は、10月1日の7億4400万元(約117億円)とのこと。興行収入は204億1700万元(約3226億円)に達し、そのうち国産映画は170億9300万元(約2700億円)と全体の約84%を占める。
新型コロナウイルスの感染対策で、2020年上半期は映画館の営業停止を余儀なくされたが、7月に入ってからは感染リスクが低い地域から順次営業を再開した。年末まで188日という短期間に300本を超える映画が上映され、そのうち興行収入が億を超えた映画は30本で、国産映画が21本を占めたという。
最大のヒット作は戦争映画の「八佰」(原題)で、興行収入は31億900万元(約491億円)。「八佰」は2020年の世界最高興行収入を記録した作品でもある。このほか、中国建国から今日までの70年間の変遷を描いたオムニバス映画「愛しの母国」、ファンタジーアニメ映画「姜子牙」(原題)、スポーツ映画「奪冠」(原題)も、世界興行収入の上位に入る快挙を達成した。
報告書によると、次のビッグイベントである旧暦の新年に一挙公開されるのは、「僕はチャイナタウンの名探偵3」、「你好,李煥英」(以下原題)、「侍神令」、「刺殺小説家」、「新神榜:哪吒重生」、「人潮汹涌」、「熊出没·狂野大陸」の7作品。関連ニュースの閲覧数がすでに76億6000万回を超えるなど、大いに注目を集めている。
最も早くコロナ禍から回復し、活気を取り戻しつつある中国の映画産業。2021年も引き続き「国産化」と「観客動員数」をキーワードに、世界映画市場のけん引役として期待されそうだ。(提供/華流・anomado)
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