中国河南省商丘市で26日、父親が液化ガスにライターで火をつけたところ、近くにいた2人の子どもが燃え上がった火に巻き込まれるという騒動があった。頭条新聞が27日付で伝えた。

報道によると、同市の民家の前で父親が缶の中に残った液化ガスを地面に撒いたのち、興味本位でライターの火を近づけたところ引火。一瞬にして巻き上がった炎に、近くにいた2人の幼児が巻き込まれた。幸い、側にいた母親らが叫び声を上げながらもすぐに幼児らを抱き上げたため、大事には至らなかった。

中国のネットユーザーからは、「いい大人が興味本位でガスに火をつける？理解不能」「どうかしてるでしょ」「愚かとしか言いようがない」「母親が近くにいたから良かったものの、この父親って…」「父親を辞めるがいい」といった批判の声が多数寄せられた。

また、引火した瞬間、男性が後ろに下がって火を払うような動作を見せたことについて、「この男性、（引火した後）後ろに下がって自分の髪の毛に燃え移るのを気にしてる。女性は火の中に入り子どもを助けた。この子たちは運がよかったな」「引火した時、父親は自分のことだけを気にして後退、子どものことはまったく気にしていないようだ」といった指摘も寄せられ、中には「子どもたちは、彼の髪の毛以下の価値しかないようだ」と皮肉るユーザーもいた。

ただ、別の報道では、男性の母親が缶に残った液体を地面に捨てるよう指示し、その2～3分後に近くにいた男性の姉が「火がつくか試してみて」と持ち掛けたと伝えられている。（翻訳・編集/北田）