Record China 2014年4月9日(水) 23時10分
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29日、カナダ在住の中国人が、日本の河口湖に旅行に訪れたときの様子をブログにつづっている。
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2014年3月29日、カナダ在住の中国人が、日本の河口湖に旅行に訪れたときの様子をブログにつづっている。以下はその概要。
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河口湖に着いたとき、日本に来て最初の“挑戦”があった。私たちは本当の意味で道に迷ったのだ。河口湖付近は東京とはまったくの別世界で、街灯もまばらだった。
駅の外でトランクを引きずりながらぐるぐる歩いていると、ようやく近くに1台の車が止まっているのを見つけた。乗っていたのはメガネをかけたおばさんで、誰かを待っている様子だった。私は彼女に「英語を話せますか」と尋ねたが、彼女は首を横に振った。そこで私は持っていたiPadで地図を表示し、それを見ながら彼女にホテルまでの道順を教えてもらった。
私たちはお礼を言うと、教えられた道に沿って歩き出した。しかし、しばらく歩くと辺りは真っ暗でわずかな明かりも見えなくなった。進めば進むほど怖くなった私は、友人と話し、「おそらく道を間違えたのだろう」という結論を出した。私たちは駅まで引き返すことにした。
河口湖の近くはまだ雪も残るほど寒かった。私は、「駄目ならタクシーに乗ろう。高くても仕方ない。こうしているよりはずっといい」と思った。その時だった。先ほどのおばさんが運転する車が私たちの近くに止まった。私たちがまだうろうろしているのを見つけてくれたのだ。
浅草で買ったお守りのご利益なのかもしれない。おばさんはホテルまで送ってくれると言ってくれた。私たちは心底感動した。帰国後、この話をしたとき、ある人から「勇気があるね。見ず知らずの人の車に乗るなんて」と言われた。実は、人と人との間にはより多くの信頼が必要なのだ。それに、おばさんはとても優しそうな顔をしていて、どう見ても悪い人には思えなかった。ホテルまで送り届けてもらった私たちは、何度もお礼を言い別れた。
ホテルでチェックインの手続きをしていると、フロントの男性はなにやら手続き以外に伝えたいことがあるらしかった。私たちは、男性が奥から呼んできた中国人スタッフの説明を聞いてようやく状況を理解した。私たちの宿泊プランには夕食が付いていたのだが、ホテルのレストランの営業は午後8時までで、私たちがホテルに着いたときにはすでに閉店時間を過ぎていた。私たちはこれを聞いて何度も謝った。
閉店時間を過ぎていたものの、スタッフは私たちをレストランに案内してくれた。そこには私たちの食事と、名前が書かれたプレートが置いてあった。私たちはその気遣いに感動しながら、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。(翻訳・編集/北田)
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