ネットが日中関係に与える影響は?日中両国のネット環境はこんなにも違う―華字紙

Record China    2014年4月8日(火) 23時50分

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29日、日本華字メディア・日本新華僑報は、日本と中国のネット環境の違いを上げ、日本よりも中国の方がネットの影響を受けやすいと分析した。写真は中国のネットカフェ。

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2014年3月29日、日本華字メディア・日本新華僑報は、日本と中国のネット環境の違いを上げ、日本よりも中国の方がネットの影響を受けやすいと分析した。

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日中関係が緊張の一途をたどる中、日中両国ともにネットメディア数やユーザー数は急増しており、程度の差はあれネット世論は外交にも影響を及ぼしている。ただし、日中両国ではネット環境が全く異なっている。例えば、ネットショッピングでは日本は楽天、中国では淘宝が人気だ。ツイッターフェイスブック、LINEなど日本でおなじみのSNSも中国ではほとんど使われず、かわりに微博、人人網、微信が利用されている。

日本に比べ、中国ではネットメディアの影響が大きい。特に公務員の汚職や企業による環境汚染など新聞や雑誌が報道規制を受けているような情報について、中国のネットメディアは大きな影響力を持っており、情報の拡散も早いうえ注目度も大きい。これに対し日本人は紙媒体、特に新聞を信頼している。

ネットでは感情が伝染しやすく、合理的でない感情が増殖する土壌となっている。今年3月12日、カリフォルニア大学とイェール大学の研究チームはフェイスブックの調査から、ネットユーザーの感情は相互に伝染しやすいことを明らかにした。このことは日中両国のネットにも言えることで、「反日言論」や「中国毒ギョーザ事件」時のように両国のネット上に極端な意見が大量に出現することがある。日中両国のネットユーザー数は膨大な数に上っており、影響力も小さくない。我々は日中両国でネット環境が異なることや、ネットでは感情が容易に伝染してしまうことなどをよく肝に据え、合理的でない感情がネット上で膨張していかないよう、上手にネットを利用していかねばならない。(翻訳・編集/YM)

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