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2007年6月4日、ネパールのカトマンズで、地球温暖化に関する会議が開催された。会議では50年後にはヒマラヤの氷河は消失するとの見通しが発表された。同山脈を水源とする9つの大河、その流域の13億の人間に甚大な影響が出るという。
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2007年6月4日、ネパールのカトマンズで、地球温暖化に関する会議が開催された。国連環境計画(UNEP)のアジア太平洋地域事務所、スレンドラ・シュレスタ所長は、温暖化が進めば50年後にはヒマラヤ山脈の氷河は消失すると警告した。
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中国の国境に位置するヒマラヤ山脈では、過去30年間、10年ごとに気温が0.15度から0.6度上昇している。年70mの速度で後退を続ける、チョモランマ南方のイムジャ氷河をはじめとして、多くの氷河が後退を続けているという。***
氷河の融解により、山脈の氷河湖が増水、洪水を引き起こすなど多大な被害が出ている。また氷河が消失すれば、その影響は現地にとどまらず、ヒマラヤ山脈を水源とする9つの大河、その流域の13億の人間に多大な影響が出るという。(翻訳・編集/KT)
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