Record China 2007年6月7日(木) 8時1分
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2007年6月4日、中国中央テレビがフランス代表のサッカー選手であるティエリ・アンリ氏の独占インタビュー番組を放送した。番組ではアンリ氏がサッカーゲーム「ウイイレX」の腕前を披露したのだが、実はこれは海賊版ソフトだったとみられる。
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2007年6月4日、中国中央テレビのスポーツチャンネルは夜のゴールデンタイムにフランスの名サッカー選手、ティエリ・アンリ選手の独占インタビュー番組を放送した。
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この中で、中国滞在中のアンリ選手をインタビュアーが訪ね、話が盛り上がったところで、用意されたゲーム機Xbox 360を取り出し、2人はサッカーゲーム「ワールドサッカーウイニングイレブンX」に興じた。ところが、このXbox 360は中国ではまだ販売されていないもの。しかも、ゲームソフト「ウイイレX」は海賊版とみられている!***
ある視聴者の鋭い指摘がネット上に書き込まれ、問題が発覚した。ゲーム機のメーカー、マイクロソフト社によると、同機は中国では販売していない。もし正規のルートを通じて輸入したものでなければ、「密輸」されたことになる。さらに、ゲームソフト「ウイイレX」のメーカーであるコナミも同様に中国では販売していないとコメントしている。放送された画面では、アンリがインテル・ミラン、インタビュアーがアーセナルを選んで対戦したが、画面上に表記されたチーム名に「中途半端な漢字」、つまり日本語文の一部を中国の漢字に書き換えたと思われる個所が見られ、これが事実なら明らかに海賊版なのである。
無邪気に腕前を披露してしまったアンリもレッドカードものだが、国営放送である中央テレビがこうした番組を放送したとあって、国のメンツも丸つぶれ。近年、版権侵害への対応について、世界から注目される中国、守りの甘さが思いがけないところで露呈した形だ。(翻訳・編集/WF)
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