張本智和の人柄を中国ネット称賛「見る目が変わった」「実はとても良い子」=あの「チョレイ」の秘話も

Record China    2020年12月10日(木) 20時0分

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卓球・日本代表の張本智和が中国のテレビ局のインタビューに回答。その様子が、中国版ツイッターと呼ばれる微博で紹介されると、ネットユーザーからはその人柄に称賛の声が上がった。

卓球・日本代表の張本智和が中国のテレビ局のインタビューに回答。その様子が、中国版ツイッターと呼ばれる微博(ウェイボー)で紹介されると、ネットユーザーからはその人柄に称賛の声が上がった。

インタビューは11月13~15日に中国威海で行われた男子ワールドカップの直後に行われた。張本はこの大会の準決勝で中国の馬龍(マー・ロン)に敗れるも、3位決定戦で韓国のチャン・ウジンを破って表彰台に上った。

インタビュアーに同大会の点数を聞かれた張本は、「70点」と回答。失った30点については準決勝で敗れて決勝に進出できなかったことを挙げ、「決勝で戦えたら、負けたとしても得られるものがあります。だけど、決勝に出られなかったのでつらいですね」と語った。

また、「この大会で多くの観客があなたのはっきりとした成長を目にしました。そして、今後10年間、進歩し続けるだろうと思っています」と話を向けられると、「ファンの方にそう思っていただけているならうれしいです。今大会はそれほど出来が良くありませんでしたが、以前よりも我慢のプレーができるようになりました」と答えた。

張本はまだ17歳の高校2年生。「学業とプロ選手という2つをこなさなければならないことで、同年代の子どもたちよりもプレッシャーが大きいのでは?」と聞かれた張本は、「学校のテストのプレッシャーが大きいですね。同級生よりも勉強量が少ないですし、成績も当然彼らより良くありません。頑張るしかないですね」と語った。

「あなたは有名な選手ですよね?学校では同級生や先生から違った目で見られることはあるのでしょうか?」と聞かれると、「同級生はそうでもないですね。男の友達が何人か。先生も良くしてくださっています。勉強時間が短いことを理解してくださっています」と回答。「女友達は?」と聞かれると、「学校ではあまり話さないので」と照れ笑いを浮かべた。

さらに、「日本の高校生なら精力を勉強に注ぎ込めるでしょうし、中国の選手なら練習に注ぎ込める。あなたは2つを掛け持ちしていますが、つらいと感じることはありますか?」と聞かれると、「少しつらいと思うことはありますが、中国選手の練習量もかなり多いので、彼らも大変だと思います。やはり練習量や練習の質が中国チームに及ばないので、僕もたくさん練習したいと思います」と話した。

「友人たちはあなたを有名人扱いするのでしょうか?(卓球で)これだけの成績を残されているので」との質問には、「ないと思います。みんなオープンに話をしてくれますよ。良いことです。緊張されても、僕も話しにくいので。小学校から高校まで(意識されることは)ありませんでした。学校では卓球を忘れられます」と語った。

インタビュアーが「日本のメディアのあなたへの期待は大きいですね。来年には東京五輪がありますから。そうした期待やメディアの報道がプレッシャーになったりしませんか?」と尋ねると、「大きな大会では期待も大きくなるので、プレッシャーも大きいです。うまくいかずに負けた時はプレッシャーのせいだと思うことも少しありました。ですが、やはりプレーするのは自分なので、自分の実力を高めるしかないと思います」と殊勝に語った。また、プレッシャーについては「両親に相談する」とし、「(両親は)ずっと僕を見てきてくれているので、一番理解してくれています。うまくいかない時は助けてくれます」と話した。

「チョレイ」でおなじみの、ポイントを奪った時の雄たけびについては「自信をもたらしてくれるもの」と説明。一部で批判があることについては「いろいろな意見があるのは当然だと思います。時々、審判にも声の大きさを注意されることがあります」と明かした。また、「馬龍や樊振東(ファン・ジェンドン)が叫ばないのは、見ていてかっこいいなと思います。自分も叫ばないようにしようと思うのですが、(習慣になっていて)試合になると抑えきれなくなるんです」とも語った。

両親が中国出身ということでさまざまな目で見られる張本だが、このインタビューを見た中国のネットユーザーからは「本当に素晴らしい男の子じゃないか」「見る目が変わった。彼はなかなかナイスだ」「試合の外では謙虚だね」「彼は実はとても良い子。なぜメディアは彼を悪者にするのか」「メディアのいい加減な報道は見すぎない方が良い。雄たけびについては確かにいただけないが、彼は夢を追いかける少年なんだ」「来年の東京五輪で金メダル獲得の夢を実現してほしいと思う」「頑張れ、少年!」など、好意的な声が多く寄せられている。(翻訳・編集/北田

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