中国、音速の16倍で飛行可能な極超音速ジェットエンジン開発と主張―米メディア

Record China    2020年12月10日(木) 5時20分

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米政府系放送局のラジオ自由アジアによると、中国の研究チームは、「sodramjet」と呼ばれる音速の16倍の速度で飛行できる極超音速ジェットエンジンの開発に成功したと主張している。資料写真。

米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)の中国語版サイトは6日、中国科学院力学研究所の姜宗林(ジアン・ゾンリン)氏率いる研究チームが11月末、「中国航空学報」上で、「sodramjet(standing oblique detonation ramjet)」と呼ばれる、音速の16倍の速度で飛行できる極超音速ジェットエンジンの開発に成功したと主張していると報じた。

記事によると、英BBCは「本当なら、このエンジンは商用飛行に革命的な変化をもたらし、航空機は離陸後2時間で世界のどこにでも到達できる」と報じている。

香港サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、この研究は1980年に米航空宇宙局(NASA)が発表した論文に基づいて行われた。このエンジンは軍事用途の可能性があるため、実験はおそらく「少し前」に秘密裏に行われたという。

イスラエルの専門家は、新しい設計はまだ「非常に実験的」であり、その利点は依然として不確かで、商業的に使用されるまでには約1世代かかるとの見方を示している。

米国は、通常のジェットエンジンよりも優れた極超音速ドローン(無人機)を開発している。米国はスクラムジェットの研究で世界をリードしているが、研究にはボトルネックも存在している。(翻訳・編集/柳川)

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