米大統領夫人の訪中、高い注目集めるも米専門家は「期待は禁物」―米メディア

Record China    2014年3月27日(木) 18時44分

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26日、ミシェル・オバマ米大統領夫人の中国訪問は中国で高い注目を集めたが、その訪中の成果に多くを期待しすぎるべきではない、と米国の専門家が指摘している。写真は西安訪問中のミシェル夫人。

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2014年3月26日、米ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ミシェル・オバマ米大統領夫人の中国訪問は1週間にも及び、中国で高い注目を集めたが、その訪中の成果に多くを期待しすぎるべきではない、と米国の専門家が指摘している。

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ミシェル夫人が中国の学生との交流に多くの時間を割き、名所旧跡に足を運んだことや習近平(シー・ジンピン)主席と彭麗媛(ポン・リーユエン)夫人との会見などが話題となったほか、ネット上では夫人が宿泊したホテルの室料や滞在中の支出額まで取り沙汰されるほどの注目ぶりだった。米中関係は多くの面で不一致が生じているが、今回の夫人の訪中をきっかけに両国関係が改善されることを期待する声も大きく、北京在住の女性は「ファーストレディーの交流が深まることは両国の文化的な交流にも役立つ」と期待感を口にした。

しかし、米シンクタンク・ヘリテージ財団の専門家は「期待は禁物だ」と指摘する。もし両国ファーストレディーが親しい友人になればそれは良いことではあるが、だからといって米中外交政策に変化が生じることなど期待できず、せいぜい意思疎通のための1つのルートができた程度のことでしかないとしている。

中国の一般市民からも、今回の米大統領夫人の訪中が両国の複雑な関係にどのような影響を与えるかはわからないとの声が出ている。北京市のある住民は「何らかの助けにはなるかもしれないが、その影響は大きくはないだろう。国と国の関係は家庭とは違って利益が大きく関わってくる」と話す。また、中国での注目ぶりと比べると、米国では今回の訪問に対する関心は高くなく、ワシントンのある住民は「中国を訪問していること自体知らなかった」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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