2014年3月26日、中国紙・環球時報は、消息を絶ったマレーシア航空370便の失踪原因をめぐる海外メディアの報道を伝えた。

【その他の写真】

25日付けマレーシア・インサイダーによると、マレーシアのハリド国家警察長官は24日の記者会見で、「乗客全員の調査は完了し、全て問題がないことが明らかになった」とした一方で、機長や副操縦士の家族も含めて乗組員についての調査は続いていると述べた。

ハリド長官は、ハイジャック、破壊工作、乗員の個人的・心理的問題の観点から調べているとした上で、「原因解明には時間がかかる。警察当局の動きが遅すぎるなどとすぐに結論を下さないでほしい」と述べた。

米サイト・salonは、「（インド洋南部に墜落したとする）マレーシア当局の情報からは“陰謀説”は排除できる」とした上で、「（機長などによる）自殺であるなら、なぜそんなに遠くまで飛んだのか。タイ湾でできたはずだ」と疑問を投げかけた。

英紙デイリー・ミラーは「乗員乗客の家族が受けたショックは計り知れない」とした上で、「より受け入れがたいのは、マレーシア当局が下した結論が真相への距離を近づけてはいないことだ」と論じた。（翻訳・編集/NY）