国連人権理事会で中国NGOによる脅迫行為=中国人権活動家の娘を狙う―米メディア

Record China    2014年3月23日(日) 21時40分

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22日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版サイトは記事「中国NGOによるジュネーブでの脅迫行為、国連が調査を開始」を掲載した。中国で無期懲役の判決を受けた人権活動家の娘、ティアナ・ワンさんに対する行為が問題となった。写真はスイス・ジュネーブ。

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2014年3月22日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版サイトは記事「中国NGOによるジュネーブでの脅迫行為、国連が調査を開始」を掲載した。

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19日、スイス・ジュネーブで開催された国連人権理事会で、中国の非政府組織(NGO)「中国チベット文化保護・発展協会」のメンバーによる脅迫とみられる行為があった。中国で無期懲役判決を受け服役中の人権活動家・王炳章(ワン・ビンジャン)氏の娘である中国系カナダ人ティアナ・ワン(王天安)さんのパソコン・スクリーンや私物をカメラで撮影したという。問題のメンバーは退席を命じられ写真も削除された。この写真撮影は威嚇、脅迫的な行為だとして国連は調査を進めている。

王炳章氏はカナダ留学後、中国の民主化活動に取り組んだ。2002年、ベトナム渡航中に誘拐され中国に連れ去られた。スパイ活動、テログループを組織などの名目で無期懲役の判決を受け、今なお服役中だ。娘のティアナさんは5年前から中国のビザが発給されず、父親と面会できない状態が続いている。

ティアナさんは国連人権理事会で発言したが、その途中に中国代表は「個別のケースではなく、広義の人権について議論するべきだ」とさえぎった。キューバ、パキスタン、ベネズエラ、サウジアラビアの代表も中国側を支持。米英の代表はティアナさんの発言の権利を守るべきだと提起し、フランス、ドイツ、アイルランド、スイス、ハンガリー、チェコの代表も同意した。(翻訳・編集/KT)

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