Record China 2020年11月18日(水) 11時40分
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米華字メディアの多維新聞は17日、米国務長官などを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が次期大統領と中国との対話を呼び掛けたと報じた。資料写真。
米華字メディアの多維新聞は17日、米国務長官などを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が次期大統領と中国との対話を呼び掛けたと報じた。
記事によると、中国国際経済交流センター、ブルームバーグなどがテレビ会議形式で開催したフォーラム(16~19日)に出席したキッシンジャー氏は「米国の次期大統領は米中関係をどう処理すべきか」と問われたのに対し、「米側はまず中国の指導者と対話を行うべきだ」と指摘。メカニズム的な段取りで連絡を保ち、回避すべき問題について話し合った後にコミュニケーションの重点を実現すべき問題に移せば良いとの認識を示した。
同氏はまた、「双方の意見の食い違いが衝突に変わることをわれわれは避けねばならない」と述べ、重要なのは相手が何を気にかけているのか理解することだと主張。この他、「この問題をどうしても解決しなければならないというわけではないが、より進展が得られるであろう程度にまで緩和させねばならない」とも指摘した。
記事は「キッシンジャー氏は米中関係の問題において緩和政策を主張してきた」と紹介し、「コミュニケーションと協力こそが米中両国がウィンウィンを実現する良策と同氏は見ている」と説明。今回の米大統領選挙期間中に受けた取材でキッシンジャー氏は米中関係が冷戦状態に向かうことに懸念を示し、「両国は交流を強化し協力を追求すべきだ」と強調したという。(翻訳・編集/野谷)
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