LINEのIP通話サービス、中国進出は困難か―中国メディア

Record China    2014年3月21日(金) 6時10分

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20日、スマホ用インスタントメッセンジャー「LINE」はこのほど、「LINE電話」と呼ばれる低価格IP通話サービスを発表した。

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2014年3月20日、スマホ用インスタントメッセンジャー「LINE」はこのほど、「LINE電話」と呼ばれる低価格IP通話サービスを発表した。LINEが発表した通話料金には中国の料金も含まれるため、同サービスが中国市場に進出すると噂されている。しかし政策の制限があるため、同サービスの中国進出はそれほど容易なことではない。京華時報が伝えた。

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LINEは韓国IT企業NHNのスマホ用インスタントメッセンジャーで、このほどLINE電話と呼ばれるサービスを発表した。ユーザーはアンドロイド版のLINEを使い、固定電話・携帯電話に電話を掛けることが可能で、その通話料金は通信事業者の通話サービスを大幅に下回る。

LINEが中国のサービス料金を発表したことを受け、LINE電話が間もなく中国市場に進出すると噂されている。しかし中国国内の電気通信事業の管理規定に詳しい人は、「LINE通話が使用するVoIP(Voice over IP)技術は、中国国内で使用制限を受ける」と指摘した。

中国モバイルネットワーク産業連盟の李易(リー・イー)秘書長は、「中国の電気通信事業の管理規定はVoIPの制限を解除しておらず、通信事業者でなければ同技術を使い、ユーザーにIP電話サービスを提供できない」と語った。これはテンセントの微信(WeChat、中国版LINE)が現在すでに多くの機能を持っているにもかかわらず、その通話がトランシーバーのように一問一答方式になっており、電話のような連続した通話が実現できていない理由だ。LINE電話が中国市場に進出した場合、同じ問題に直面する。

しかし李秘書長は、「LINE電話には中国に進出するチャンスがある。例えば微信のように、トランシーバーのような手段により、政策の制限の抜け穴を突くことができる。もしくは上海自由貿易区というチャンスを利用し、一定範囲内で試験的に提供することも可能だ」と語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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