万能の言葉「すみません」、在日中国人がひも解く日本人の心理―華字メディア

Record China    2014年3月20日(木) 23時52分

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20日、日本華字メディア・日本新華僑報網は、在日中国人がつづった日本の「すみません」という言葉に関する文章を掲載した。写真は都内の駅。

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2014年3月20日、日本華字メディア・日本新華僑報網は、在日中国人がつづった日本の「すみません」という言葉に関する文章を掲載した。以下はその概要。

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「すみません」は謝罪の意味でよく使われるが、私が日本に来たばかりの時にこの「すみません」は強く私の印象に残った。日本に渡ってすぐのころ、電車を下車する際に前を歩く女性にぶつかってしまった。何を言ってよいのかわからず私は焦っていたが、女性は振り返り「すみません」と発した。中国ならもみ合いに発展してもおかしくない状況だったが、彼女の「すみません」の一言は事態を丸く収めただけでなく、私にすがすがしさをもたらしてくれたのだ。

日本に長く住んでいると、「すみません」がどれだけ便利かよくわかる。道を尋ねるとき、謝るとき、感謝を伝えるとき、さらに謝罪や感謝を受けた際の返しとしても「すみません」は使われる。

「すみません」が謝罪のほか、感謝の気持ちを述べる際にも使われるのは、何かをしてもらうことにより相手に迷惑をかけているとの日本人の相手を思いやる気持ちが込められている。他人に気を使う日本社会において「すみません」は多用され、いつのまにか口癖になっている人も少なくない。

謝罪や感謝にとどまらず、あらゆる場面で登場する「すみません」。日本においてこの言葉は絶対的な地位を獲得しているといっても過言ではなく、まさに万能の言葉「すみません」である。(翻訳・編集/内山)

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