富豪気分を楽しむミリオネアフェア開催！盛り上がりすぎて警察が中止を命令―上海市

2007年6月1日夜、上海市で「2007年ミリオネア・フェア」が開幕した。このイベントはフランスと中国の交流を目的に開催されるもので、フランスの有名ブランドを始めとする世界の高級ブランドが展示を行う。参加すれば、誰もがミリオネア気分を味わえること間違いなしだ。もっとも開会式のチケットは1800元（約2万7000円）という中国の物価からすれば途方もない価格。それなりにお金を持っていないと気分ですら富豪にはなれないといったところか。会期は1日から3日までとなっている。

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1日夜には、開幕式として上海展覧センターで夜を徹してのパーティーが開催された。高価なチケットにも拘わらず、上海市民が殺到、多くの問題が起きた。まず夜11時ごろには場内の人数が多すぎるとして入場制限が実施された。ところが別の入り口では自由な出入りが可能、しかも場内の入りはまだ7分といったところで、主催者側の不手際が目立った。***

またフランス人歌手のルイ・ベルティニャックのライブが予定されていたが、上海展覧センターの音響に不満で、自ら音響設備を調整した。そのため開演時間は予定を一時間も遅れた深夜3時半となってしまった。待ちくたびれていた観客もライブが始まれば、ボルテージは一気に最高潮へ。深夜とは思えない盛り上がりを迎えた。この盛り上がりに慌てたのが警察。群衆をコントロール出来なくなる可能性があるとして主催者側に中止を命じた。結局ライブはわずか30分で中止。その後予定されていた中国人歌手・尚ウェンジエ（シャン・ウェンジエ）のライブも中止となってしまった。高額チケットのミリオネアフェアとしては、少々お粗末な結果となったようだ。（翻訳・編集/KT）