2014年3月11日、2011年に起きた東日本大震災による被災には、当時多くのタイ人が関心を寄せ、寄付を募るなどしたことは、日本でもニュースになった。そして、現在でもこの日を忘れまいとして、バンコクに住む日本人有志によって、イベントが開催された。

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バンコクでも日本人や外国人が多く住むスクンビット地区に店を構える日本料理店「田舎っぺ」で行なわれたイベントは、バンコク在住のアーティストによるミニコンサートが行なわれ、日本人だけでなくタイ人も参加して盛り上がった。

イベントでは、震災の犠牲者を悼み、黙とうもささげられ、参加者は口々に「この日のことは決して忘れられないし、風化させてはいけない」と語っていた。また参加したタイ人は「同じ津波の被害を経験した私たちは、日本の人々の痛みがわかると思います。まだまだ大変みたいですが、諦めないで歩き続けてほしい。遠くタイから応援しています」と力強いメッセージを取材陣に託した。

本イベントの主催者である「田舎っぺ」を経営する日系会社J．Stream社とチャンノーイ・コミニュケーションズ、そして日本のファッションブランド「オズコレクション」が3社共同で、風化させてはいけない記憶としてコンセプトTシャツを製作。今年1月からこの「田舎っぺ」と系列店などで販売すると共に、日本でも楽天市場のオズコレクションで購入できる。

また、同じ有志によるイベントは、タイ南部が津波に被災した12月26にも行なわれる予定だという。（提供/Global News Asia・取材/撮影：そむちゃい吉田）