Record China 2014年3月5日(水) 8時38分
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3日、中国社会科学院オンラインは、上海師範大学人文・伝播学院院長、中国慰安婦問題研究センター主任の蘇智良氏のインタビュー記事「慰安婦問題の徹底調査は人類の文明史にとってきわめて重要だ」を掲載した。写真は黒竜江省の孫呉慰安所跡地。
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2014年3月3日、中国社会科学院オンラインは、上海師範大学人文・伝播学院院長、中国慰安婦問題研究センター主任の蘇智良(スー・ジーリャン)氏のインタビュー記事「慰安婦問題の徹底調査は人類の文明史にとってきわめて重要だ」を掲載した。
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蘇氏は上海史の研究者だが、上海市と慰安婦制度の関係性についてはまったく知らなかったという。転機となったのが1991年、東京大学を訪問した際に、韓国の元慰安婦による日本政府に謝罪と賠償を求めるデモを目撃したことだ。その時、ある日本人教授に「初の慰安所は上海に設置されたそうですね。あの韓国人女性たちも中国で慰安婦になったのですよね」と質問され、この研究に取り組む決意を固めた。
蘇氏は東京の図書館をめぐり中国の慰安婦関連の一次史料を調査。ついに上海楊家宅慰安所に関する史料を発見した。「1938年1月設立、上海派遣軍東兵站司令部が管理」との注釈入りの写真だった。この写真が蘇氏の中国慰安婦問題研究の第一歩となった。
1993年、上海に戻った蘇氏はすぐに楊家宅慰安所の跡地を探した。調査を進めると驚きの事実が浮上した。旧日本軍が設置した慰安所は上海だけではなく、中国各地に存在していたのだ。蘇氏は中国全土を訪ね歩き、100人近い元慰安婦にインタビューすることに成功した。
研究を進めるうちに蘇氏は次第に理解を深めていった。慰安婦問題は個人的行為ではなく、日本ファシズム政府による許されざる犯罪行為なのだ、と。慰安婦問題は世界史上空前にして最もいたましい女性奴隷の記録。全面的な調査を進め分析することは、人類の文明史にとってきわめて重要な課題だと蘇氏は話している。(翻訳・編集/KT)
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