世界最大のスモッグ実験室を北京に建設へ、大気汚染の解決策急ぐ中国政府―香港紙

Record China    2014年3月3日(月) 20時13分

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27日、香港紙によると、中国政府は北京市内に人工のスモッグ発生装置を備えた世界最大の実験室を建設することを承認した。写真は北京の大気汚染。

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2014年2月27日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国政府は北京市内に人工のスモッグ発生装置を備えた世界最大の実験室を建設することを承認した。1日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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北京市懐柔県に建設予定の実験基地は、世界最大の大気シミュレーション施設である欧州の光反応実験室に匹敵する規模だという。中国科学院の研究員で、このプロジェクトの責任者・賀[シ弘](ホー・ホン)氏は「竣工後の北京の実験室は世界最大のスモッグ実験室になる」と断言。汚染空気600立方メートルを発生させる実験室は、欧州の実験室よりも50%大きい計算だ。

賀研究員は「大きさは力を誇示するためではなく、科学研究のために必要。スモッグ実験室の容積が大きいほど、壁面効果が小さくなる」と説明。報道によると、実験基地は2016年に着工予定だが、最近の深刻な大気汚染状況を受けて、前倒しで実施される可能性があるという。(翻訳・編集/本郷)

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