2014年2月27日、中国誌・時代週報は中国人が夢中になっている韓流ドラマの「人気の秘密」を社会学的に考察した。

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1993年、チェ・ジンシル主演の韓流ドラマ「嫉妬」の放送が中国でスタート。中国における韓流ドラマブームの幕開けとなった。ドラマ「嫉妬」は当時それほど人気とはならなかったが、その4年後に相次いで放送された「愛ってなんだろう」「星に願いを」「モデル」で、韓流ドラマは一躍中国で大ブームとなった。

人気の韓流ドラマでは、大富豪のイケメン主人公、いわゆる「王子様」が貧しいヒロインと必ず恋に落ちる。これまで韓流ドラマの代名詞だった「交通事故、がん、不治の病」は減少傾向にあり、代わりに「宇宙人、半獣人間、美少年、かわいいオジサマ」などが登場。「タイムスリップ、霊感、超能力」をテーマにしたドラマが増え、「王子様」のタイプも変化したが、シンデレラストーリーというドラマの核心は変わらない。

現在、「星から来たあなた」が中国で爆発的な大ヒットとなっている。中国のテレビ業界関係者は、「星から来たあなた」の成功について「愛に飢えている中国の女性視聴者のハートをつかんだからだ」と指摘。韓流ドラマのヒロインは、若くて裕福で美人で聡明でなくてもかまわない。だが、「王子様」はあらゆる面で完璧だ。なぜなら彼らは、すべての女性視聴者に美しい夢を見せてあげなければならないからだ。（翻訳・編集/本郷）