Record China 2020年10月13日(火) 7時20分
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7日、韓国・朝鮮日報は「『20倍速い真の5Gサービス』政府と通信会社の国民へのでまかせだった」と題する記事を掲載した。資料写真。
2020年10月7日、韓国・朝鮮日報は「『20倍速い真の5Gサービス』政府と通信会社の国民へのでまかせだった」と題する記事を掲載した。
記事によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年4月8日、ソウル市のオリンピック公園で開かれた「5G商用化祝賀イベント」で、「これまでの4Gより速度は20倍向上し、接続できる機器は10倍に増え、遅延は10分の1に減り、広くて渋滞のない『通信高速道路』が5Gだ」と発言していたが、この言葉は実現しない可能性が高まっている。
28ギガヘルツ帯の5Gサービスは、現在4Gの4~5倍に当たる5Gの速度を「4Gの最大20倍」に引き上げるために必須の技術。このため韓国の消費者は遅くとも年内に全国で28ギガヘルツ帯のサービス構築が始まると期待していたという。
今年8月に行われた政府の公式品質評価における5Gのダウンロード速度は、500~800メガビット毎秒(Mbps)と4G(158Mbps)の4~5倍に過ぎず、「4倍の最大20倍高速」というこれまでの主張とは隔たりがあると批判を受けた。通信キャリア3社はこれについて「28ギガヘルツという高い周波数を活用したサービスを行えば、スピードが大幅に速まることになる」と説明していた。
ところが、韓国の情報通信政策のトップである科学技術情報通信部の李起栄(イ・ギヨン)長官が今月7日、国会での国政監査で、28ギガヘルツ帯を使った全国民向け「超高速5G」サービスを行う計画はないと公式に言及。5Gサービス開始から1年半で韓国政府がそれを否定し、消費者の間からは「政府を信じて高額は5Gに加入したが、不意打ちを食らった」といった憤りの声が上がっているという。
ただ、韓国政府側は「28ギガヘルツ帯による5Gの全国ネットワークサービスを約束したことはない」との立場を示しているという。
これを受け、韓国のネット上では「これまでだまされていたってこと?」「主張が変わるのはしょっちゅうあるけど、これは度が過ぎる」「国民で力を合わせて訴えよう。これまで5Gの料金払ってきてろくなサービスを受けられていない」「これまで納めてきた通信料金を返して!」など憤るコメントであふれかえっており、文政権に対しても「現政権の言うことは信じないのが正解」「国民に対する詐欺はこれだけじゃない」「もはや驚きもしない」と辛辣(しんらつ)な批判が寄せられている。(翻訳・編集/松村)
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