ベルリンに慰安婦像を設置した市民団体、日本の強い反発に「ゴリアテに勝つ」=韓国ネットも応援

Record China    2020年10月8日(木) 11時0分

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7日、韓国・聯合ニュースは、ドイツの慰安婦像を守る市民団体の代表への取材の様子を報じた。写真はベルリンに設置された慰安婦像。

2020年10月7日、韓国・聯合ニュースは、ドイツの慰安婦像を守る市民団体の代表へのインタビューを伝えた。

記事によると、最近ドイツに慰安婦像を設置したこの団体は「コリア協議会(Korea Verband)」で、首都ベルリンで行われる主な人権関連集会には必ず参加しており、慰安婦問題など女性の人権問題に積極的に取り組んでいる。職員の大半はドイツ人で、代表は在独韓国人1.5世のハン・ジョンファさんが務めている。

ハン代表がベルリン都心の通りに慰安婦像の設置を推進し始めたのは昨年だった。「日本政府に設置計画を知られたら妨害される」という判断からセキュリティーに力を注ぎ、ベルリン関係当局を説得。紆余(うよ)曲折の末、慰安婦像は先月末に多くのベルリン市民が行き交う公道に設置された。

今回の設置後、日本政府から強い反発があった。加藤勝信官房長官は遺憾の意を表明し「撤去に向けて関係者にアプロ―チする」との考えを示し、茂木敏充外相もドイツのハイコ・マース外相との電話で慰安婦像の話を切り出した。記事は「これまで海外での慰安婦像の設置に対しては現地の日本大使館や領事館が抗議することが多かったが、今回はレベルが違う」としている。

これを受け、ハン代表はインタビューで「ベルリンの小さな市民団体がしたことに対して、日本が国レベルでこのように動いてもいいのか」とし、「ダビデとゴリアテの戦い(※旧約聖書に出てくる、少年ダビデが巨人ゴリアテを倒す話)と言われているが、ベルリンの慰安婦像を大切に思う地元の市民や市民団体と共に、日本政府の撤去の試みを阻止する」と話したという。

これに韓国のネット上では「韓国本土から応援します」「尊敬する。ありがとう!」「素晴らしい。日本の悪行を全世界に知らせていかなければ」など応援メッセージが寄せられ、日本に対しては「日本がゴリアテ?」「加害者じゃないんでしょ?だったら堂々としてればいいのに、なんで邪魔するの?」など厳しいコメントも。

一方で「慰安婦像を一体いくつ設置するの?」「慰安婦の歴史は誇れるものじゃないし、世界あちこちに宣伝するのはなんか情けない」「最近じゃ慰安婦像を見るのも嫌だという人が増えてる。尹美香(ユン・ミヒャン)を思い出すから(※韓国の慰安婦支援団体の前代表で支援金流用などの疑惑で起訴されている)」など慰安婦像設置に反対する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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