Record China 2014年2月24日(月) 8時37分
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22日、独放送局ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは記事「オバマ大統領はなぜこのタイミングでダライ・ラマと会見したのか」を掲載した。写真はチベット自治区ラサのポタラ宮。
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2014年2月22日、独放送局ドイチェ・ヴェレ中国語版サイトは記事「オバマ大統領はなぜこのタイミングでダライ・ラマと会見したのか」を掲載した。
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オバマ米大統領は21日、ホワイトハウスでダライ・ラマ14世と会談した。会見後のホワイトハウスの声明によると、オバマ大統領はチベット独自の宗教、文化、言語の伝統の維持し、チベット人の人権を守るべきだとの姿勢を示した。また、ダライ・ラマの非暴力的かつ平和的な活動に賛意を示し、同氏が提唱する中間路線(独立ではなく高度な自治の獲得を目指す方針)を支持することを明らかにした。
ダライ・ラマとの会見は中国政府の神経を逆なでにするものだが、しかしその細部からは中国を刺激しないようにという米国側の苦心が透けてみえる。会見はクローズドな形式で行われ、詳細は発表されていない。また、「チベットは中国の一部」との米国の立場も改めて強調された。
この米国の配慮を中国がどう受け止めるかはまだ未知数だ。会見後、中国官制メディアには米国を批判する記事が次々発表されている。人民網は中間選挙向けのパフォーマンスであり、2013年の中国外交が傑出していたことへの嫉妬だとこきおろした。こうしたメディアでの批判だけで終わるのか、これまでのようになんらかの制裁措置へと発展するのかが注目を集めている。
もう一つの注目点は、オバマ政権がなぜこのタイミングでダライ・ラマと会見したのか、その真意についてだ。会見は中国の膨張主義に対する懸念に基づいたもので、中国封じ込め戦略の一環だと指摘する声もある。
一方、ダライ・ラマ法王北米代表事務所中国担当官のクンガ・タシ氏はこうした見方に否定的だ。今回の会見は対話を促す従来の外交政策を踏襲したものであり、米国がチベット問題を外交カードに使おうとはしていないとの見方を示した。(翻訳・編集/KT)
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