Record China 2020年9月16日(水) 12時0分
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16日、環球時報は、医学研究分野の先進国である日本が新型コロナウイルスのワクチン開発に「白旗」を掲げた理由について論じた評論記事を掲載した。
2020年9月16日、環球時報は、医学研究分野の先進国である日本が新型コロナウイルスのワクチン開発に「白旗」を掲げた理由について論じた評論記事を掲載した。
記事は「一部の国がワクチン開発で1分1秒を争う中、医学の基礎研究や技術開発分野で世界トップクラスの日本の姿は見えない」とし、現在日本国内で新型コロナワクチンの研究開発に携わっているグループが五つに満たず、第1相の臨床試験に入ったワクチン候補が1種類あるのみであると伝えた。
そして、日本が新型コロナワクチンの開発で大きく出遅れた理由について「日本国内のコロナ発生時期は比較的早かったものの、政府が専門家を含む医療資源をほぼ全て感染抑止に投じたことで、ワクチン開発を含むその他の事柄を顧みる余地がなかった」と分析。「日本にもワクチン開発を希望する中小企業はあったものの、国から政策面での大きな助成が得られず、病原に関する情報を収集することもできなかったほか、データの扱いに対して慎重な日本人の性格により他国からの『信頼できないデータ』の購入に踏み切れず、結果としてウイルス開発の絶好機を逃す形になった」と論じている。
また、日本政府が新型コロナ期間に各種の補助金支給に力を注いだことでウイルス開発にお金が回らなくなったことについて、「実際、コロナ期のみならず、日本政府による著名大学や研究機関への研究経費予算は年々減少していた」と指摘した。
さらに、「あまりに慎重で、リスクを負おうとしない日本社会の性格」もワクチン開発の足を引っ張ったとし、「万一ワクチンで事故が起きれば責任問題が生じると多くの人が考えている。意思決定者の強い後押しがなければワクチン開発はおのずと出遅れ、大きく出遅れればもはや放棄せざるを得ない」と論じている。(翻訳・編集/川尻)
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