日本と中国の教育の違い=「道理は知っているが、その本質を理解していない中国人」―中国ネット

Record China    2014年2月16日(日) 12時12分

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15日、信孚教育集団の理事長で教育家の信力建氏が、訪日した際に感じた日中の教育の違いについてまとめた文章が、再びネット上で話題となっている。資料写真。

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2014年2月15日、中国新聞網によると、日本の文部科学省は学生の道徳教育の充実を図ることを目的として、新たな道徳教材を作成した。「私たちの道徳」と名付けられた新たな教材では、いじめや命の大切さについて考える資料が充実したという。

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一方、子どもへの教育熱が高いことでも知られている中国では、信孚教育集団の理事長で教育家の信力建(シン・リージエン)氏が、訪日した際に感じた日中の教育の違いについてまとめた文章が、再びネット上で話題となっている。以下はその一節。

私には日本で生活して7年になる親戚がいる。私は日本を訪れた折に、日本と中国の教育にはどんな違いがあるのかを聞いてみた。

親戚いわく、日本では多くの女性が子どもを生むと仕事を辞め、育児に専念する。理由は、子どもが3歳になるまでの教育が非常に重要で、何か問題があればその後に矯正することは難しいと考えられているからだ。

日本人は、「男性が外で働き、女性が育児に専念する。子どもが3歳を過ぎてから、女性は再び働きに出る」というパターンが、社会への影響も少なく、子どもの教育にも良いと考えているという。

また、日本人の子どもを育てる原則に「腹七分」「子どもは風の子」があるという。彼らは中国のように子どもにお腹一杯に食べさせることは少なく、子どもの薄着も気にしない。子どもが風邪をひいたときも、中国のようにすぐに点滴に頼ることはなく、自然に回復するのを待つ。

制服にも意味がある。日本の学生服はとてもきれいで、種類が豊富だ。親戚によれば、「学生服には『自分の身分を忘れないように』という意味があって、悪いことをすると不安を感じる」のだという。

日本の学校では、実践能力を養うことを重視している。たとえば、家事、裁縫、武道、スポーツなどの部活動が充実している。なかでも武道は重視されており、武道を通して品格や何事もあきらめない精神を身につけられるという。

どんな偉大な理想の実現にも、それを支えられる強じんな肉体が必要だ。ひ弱な学生は、往々にして積極性や主体性に欠ける。中国はこれまで、座って話をするだけで実際に行動を起こさない学生を大量に生み出してきた。

中国人の場合、大きな目標を掲げることが好きな割には、用をなしていないことが多い。大きな道理を言うことは簡単だ。それを実践できる人こそ、真に偉大なのである。私たちは多くの道理を知ってはいるが、その本質を理解していない。(翻訳・編集/北田

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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