ラオス南部の都市サワンナケート、日系企業の進出で経済が活性化

Record China    2014年2月16日(日) 20時41分

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16日、2014年に入ってから、ラオス南部の都市サワンナケートが外国人投資家の注目を集めている。これまでは取り立てて特徴のないさびれた地方都市といった感じだったが、この数年は経済成長にわいているのだ。

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2014年2月16日、今年に入ってから、ラオス南部の都市サワンナケートが外国人投資家の注目を集めている。これまでは取り立てて特徴のないさびれた地方都市といった感じだったが、この数年は経済成長にわいているのだ。

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その理由は「インドシナ東西回廊」にある。ベトナムの港湾都市ダナンから、ラオス、タイを経由してミャンマーに抜けるルートは、インドシナ半島の物流の大動脈として開発が進められてきた。06年には、サワンナケートからメコン河を越えて対岸のタイ・ムクダハンに至る「タイ=ラオス第2友好橋」が開通。それまで輸送は船舶に頼っていたが、橋によって大幅に所要時間が短縮されたことから、輸出入の額が一気に膨れ上がった。物流の拠点として機能し始めたのだ。

拍車をかけたのが、街の郊外にあるサワン・セノ工業団地。法人税や所得税の優遇措置を売りに開発が始まったところだが、ここに日系企業も参入。ニコンやトヨタ紡織が工場を建設したことから、にわかにクローズアップされるようになってきた。

こうした流れを受けてサワンナケートでは経済が活性化、ラオス国内からも労働者が集まるようになってきた。ラオスでは首都ビエンチャンくらいでしか見られなかった大型ショッピングモールも登場した。地価も高騰している。物流だけでなく人の流れも盛んになったことから、ホテルやゲストハウスも急増。タイやベトナムからのビジネス&旅行客、欧米人観光客も多くなった。

ラオスの魅力は人件費の安さと安定した電力供給。そして言葉が似ているため、タイの人材も活用できること。とはいえ、まだ開発はスタートしたばかりで、昨今いわれる「タイ+1」「チャイナ+1」の候補になるには時間がかかりそうだが、タイ工場をサポートする位置づけとしては十分に機能するものと思われる。(提供/Global News Asia・取材/撮影:室橋裕和)

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