2020年9月10日、韓国・聯合ニュースは、タクシーに新型コロナウイルス感染者を5分乗せただけでドライバーが感染したという調査結果が出たと報じた。

記事によると、感染が確認されたのは釜山のタクシードライバー2人。釜山市保健当局は、本人を含む9人を感染させた新型コロナウイルス感染者（感染経路不明）の接触者のうち、利用したタクシードライバー2人が含まれていたと明らかにした。乗車時間はそれぞれ5分ほどで、当時全員マスクを付けていたことから、保健当局は「非常に異例のケース」としており、「狭く換気できないタクシー車内で、ドライバーと接触する過程で感染した可能性が高い」とみているという。

釜山市市民防疫推進団のアン・ビョンソン団長は「タクシー乗車後は会話を控え、窓を開けて換気することが重要だ」とした上で、「疫学調査のため現金ではなくカードで決済してほしい」と呼び掛けたという。

これを受け、韓国のネット上では「マスクしててもうつるの？」と衝撃を受ける人が多く、「マスクの種類も問題になるのでは」「安価なマスクを使う人が多いけど、自分の命と家族の健康を考えて。そこをケチって感染したらもっと大きなものを失う」など「マスクの種類」に対する指摘が目に付く。

その他に「ウイルスが手に付いた状態で顔を触ったりしたのでは」「マスクをしっかり付けてなかった可能性が大きい」「マスクから鼻が出てたとか？」「空気感染は本当だと思う」などと原因を予測するコメントも寄せられている。（翻訳・編集/松村）