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11日、中国で禁煙を徹底するためには中国独特のたばこ文化の改変が必須となっている。
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2014年2月11日、中国紙・参考消息(電子版)によると、ロシアメディアは中国で禁煙を徹底するためには中国独特のたばこ文化の改変が必須であると指摘した。
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世界保健機関(WHO)によると、中国の喫煙者は3億5000万人以上で、世界の3分の1を占めている。受動喫煙者は5億4000万人にも上っている。中国では年間約100万人が喫煙に関連する各種疾病で死亡しており、政府が何らかの対策を取らなければ2050年には年間300万人に増加すると予想されている。
中国政府はこれまでに、08年と11年に禁煙に関する法令を実施した。11年には公共スペースでの全面的な禁煙を目指したが、実際にはほとんど守られず、最大の成果は多くの公共スペースに「喫煙禁止」の表示ボードが掲げられたことだった。
では、実際に禁煙を徹底するためには何が必要なのか?政府は現状の消費文化やビジネス習慣を含めた中国独特のたばこ文化を変えなければならない。中国ではたばこは友人関係やビジネス関係構築のための極めて有効なツールの1つになっている。贈り物としても最適であり、商談やパーティーの際には相手にたばこを勧めることによってお互いの距離を無意識のうちに近づけることができる。中国人男性の63%が喫煙者とのデータもあり、たばこを拒否すれば、さまざまな場面で冷たい対応を受けることになるだろう。
また、たばこ産業の規模や経済的利益の大きさも政府が禁煙を徹底できない原因の1つになっている。たばこ産業の元締めである中国煙草総公司の2010年の収入は190億ドルを超えており、さらに、たばこの売上高は地方政府財政収入の7〜10%にも達する主要な収入源になっている。(翻訳・編集/HA)
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