米国のオンライン英会話教師4000人がトランプ政権のTikTok戦争の被害者に―米メディア

Record China    2020年9月6日(日) 22時0分

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米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)は3日、「中国の子どもたちにオンラインで英会話を教える米国人教師が、トランプのTikTok戦争に巻き込まれている」と報じている。資料写真。

米国の中国語ニュースサイト、多維新聞の5日付報道によると、米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)のニュースサイトは3日、「中国の子どもたちにオンラインで英会話を教える米国人教師が、トランプTikTok(ティックトック)戦争に巻き込まれている」と報じている。

記事によると、中国企業の字節跳動(バイトダンス)が開発したオンライン英会話レッスンサービス「GOGOKID」の約4000人の米国人教師が、「実際の危険」にさらされている。バイトダンスは世界的に人気を博している短編動画投稿アプリ「TikTok」の提供者だ。

サウスカロライナ州の元公立学校教師、Kristie Hunterさん(42)はこの2年間、中国の子ども向けの英会話個別指導サービスであるGOGOKIDで働いている。専業主婦のHunterさんは、3人の子どもたちが大きくなるにつれて、プロとしてのキャリアに復帰した。「私たちはTikTokを所有するバイトダンス社で働いているの。それってかなりクールよね。でも今、職を失おうとしている」とHunterさんは話す。

トランプ大統領は8月6日、米国の司法管轄下にある個人や企業がバイトダンスおよび関連企業と取引するのを禁じる大統領令に署名した。大統領令は45日後の9月20日に発効する。違反すれば30万ドル(約3187万円)の罰金が発生し、刑事責任を問われる可能性もある。

Hunterさんは、「それは非常に恐ろしく、混乱し、ストレスの多い時間だ」とした上で、「コンピューターの前にいる5歳の子どもにあいさつの仕方を教えたことで、私は刑務所に入れられるかもしれない。私たちは、この国家安全保障上のリスクのために、家や貯蓄を失う可能性がある」と話している。(翻訳・編集/柳川)

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