河野太郎防衛相が上空からの尖閣視察を検討か、学者「首相への意欲」―中国紙

Record China    2020年8月27日(木) 11時20分

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27日、環球時報は、河野太郎防衛相が尖閣諸島の上空視察に意欲を示しているとの報道に対する、専門家の見解を報じた。河野防衛相の資料写真。

2020年8月27日、中国紙・環球時報は、河野太郎防衛相が尖閣諸島の上空視察に意欲を示しているとの報道に対する、専門家の見解を報じた。

記事は、日本メディアの報道として、河野防衛相が今月上旬に沖縄県の尖閣諸島上空を視察することを検討していたという防衛省関係者の話を紹介。実現すれば日本の防衛相として初めての尖閣諸島視察になるとする一方、複数の同省関係者が「外交との兼ね合いもあり、計画は棚上げになった」とも語ったという。

これについて、日本の政治に詳しい学者は26日に環球時報に対して「河野防衛相は首相への意欲を示し続けている。安倍晋三首相退陣のカウントダウンが始まるのに伴い、尖閣諸島や東シナ海、南シナ海などの問題で中国に強行的な姿勢を見せているのは、主に自らの影響力を増したいと考えているからだ」とコメントした。

また、「防衛相は日本の安全を守ることが主な責務。挑発的な発言は日中関係を破壊し、日本と周辺国との関係を緊張させるのみだ。国益と地域の平和安定を政治の道具に使ってはならない」との見解も示したという。(翻訳・編集/川尻

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