<ソチ五輪>海外メディアが批判、ロシアの受け入れ準備は不十分、聖火は途中で44回消えた―中国メディア

Record China    2014年2月9日(日) 16時59分

拡大

8日、中国メディアの参考消息網は、ソチ五輪開催に向けてのロシア側の受け入れ態勢が十分ではないとする、各国メディアの批判報道を紹介した。資料写真。

(1 / 2 枚)

2014年2月8日(北京時間)、ソチ冬季五輪が開幕した。中国メディア・参考消息網は、五輪開催に向けてのロシア側の受け入れ態勢が不十分だとする、各国メディアの報道を紹介した。

その他の写真

ロイターは、施設建設の遅れや反同性愛法への反対、治安上の不安、ソチ市内の野犬狩りを批判。豪紙のシドニー・モーニング・ヘラルドは、「準備ができていなくても、2月7日(現地時間)にソチ五輪は開幕する」と述べ、「準備不足を示す状況は増える一方だ」と伝えた。同紙によると、聖火リレーの火はこれまでに44回消えており、クレムリンを周回する際にも消えている。また、選手村や競技会場のあるソチ市内のオリンピック公園の路上には、建築ごみや電線などが散乱。地面を掘った穴が埋められないまま放置されているという。さらに、自爆テロの恐怖もあると指摘している。

英デイリー・メール紙は、「五輪開催でプーチンは一連のスキャンダルを隠そうとしている」と報道。選手村の各部屋に備え付けられている枕の数が足りないという情報や、床は張られていないのに、壁にはプーチン大統領の肖像画が飾られている建設中のホテルを紹介するメディアも。

ソチ五輪を見守る観客のほとんどがロシア人であり、交通アクセスの不便さやテロへの不安からか、外国人観光客の姿はごく少数。ソチを国際観光地化したいとするプーチンの計画は「もろくも崩れ去った」と、メディアは伝えている。さらに追い打ちをかけるように、同記事は、次の文章で締めくくっている。

「ソチ五輪に欠けているのは観客だけではない。冬季五輪で最も重要なものが欠けている。それは雪だ」(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携