腐ったミルク、カビの生えたケーキ…劣悪食品に押しつぶされる中国の農村―中国メディア

Record China    2014年2月10日(月) 6時20分

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7日、中国では都市の食品安全問題に注目が集まるなか、警戒が手薄な農村地域に新たなニセモノ食品、劣悪食品がまん延している。写真は広東省仏山市で摘発された偽食塩の製造拠点。

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2014年2月7日、中国新聞網は記事「ニセモノ食品、劣悪食品に押しつぶされる旧正月」を掲載した。

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都市の食品安全問題に注目が集まるなか、警戒が手薄な農村地域に新たな偽物食品、劣悪食品がまん延している。甘粛省の実家に帰省した白さん。親戚の家に新年のあいさつに出掛けようとした時、ある異常に気がついた。お土産として用意した贈答品用ミルクセットに製造日が書かれていないのだ。

慌てて父親に話したところ、その答えはもっと驚くべきもの。「村で売っている食品にはだいたい製造日なんか書いていないよ。それで死んだ人がいるとの話も聞かないし安心すればいい。今はこういう贈答品セットを贈るのがはやっているんだ。豪華な箱のセットなら、中身の善し悪しなんて誰も気にしないよ」というものだった。それでも白さんは納得できず、贈答品セットの中を調べてみると、中に入ったのは4カ月も前に賞味期限が過ぎたミルクだった。

それだけではない。白さんの父親が贈答用に買ったケーキには真緑のカビが生えていた。あまりの汚さに吐きそうになった白さん、クレームをつけようとしたが、父親は「あのケーキ屋は村の党幹部が経営しているんだ。文句をつけたら大変なことになる」と止めた。

今や農村ではこうした劣悪食品の話は数え切れないほど。さらに偽物食品もまん延しており、例えば有名ブランドのミネラルウオーターを買ったつもりでも、中身は別物というのはざらにある。消費者意識の高まりとともに都市部ではこうした詐欺行為は通用しなくなっているが、警戒心の薄い農村の消費者が食い物にされている。(翻訳・編集/KT)

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