中国広東省湛江市で、清華大学の偽合格通知書を買ったものの、誤字があって偽物だと発覚する騒動があった。19日付で新京報が伝えた。

記事によると、広東省湛江市雷州市調風村に住む曹（ツァオ）さんは、3000元（約4万5000円）で中国の超一流大学である清華大学の合格通知書を購入した。曹さんはこの「吉報」を両親に知らせ、事情を知らない両親は村中で爆竹を鳴らして祝福。祝宴も準備していた。

ところが、調風村の陳（チェン）村長が今月7日に微信（WeChat）のグループチャットの中でこの「清華大学の合格通知書」の写真を見た際、誤字があるのを発見。湛江市教育局に電話をして確認したところ、合格通知書は偽物であることが分かった。これにより、両親が計画していた祝宴も取りやめになった。

記事によると、曹さんの大学入試の得点は750点満点で235点。現在、教育局によって調査が進められているが、陳村長は「大きな悪影響とはなっておらず、彼も非を認めているたので寛大な処分を望んでいる」と話しているという。（翻訳・編集/山中）